返済額軽減型VS期間短縮型、どっちがお得?

繰上返済を行う際には以下2つの選択肢があります。

繰上返済後、毎月の返済額を減らしたい場合は「返済額軽減型」、返済期間を短くしたい場合は「期間短縮型」です。

では、どちらを選んだ方がお得なのでしょうか?

 

 

元利均等返済で借入額3,000万円、金利1%、借入期間35年間の場合で考えてみます。

(金利は35年間変わらないものとします。)

 

まず、一度も繰上返済せずに、35年間返済し続けた場合

35年間の総返済額は約3,557万円

 

 

では、借入から1年後に100万円を返済額軽減型と期間短縮型で繰上返済した場合で比べてみましょう。

 

 

★借入から1年後に100万円繰上返済して 返済額軽減型を選択し、その後は繰上返済しなかった場合

35年間の総返済額は約3,539万円

 

★借入から1年後に100万円繰上返済して 期間短縮型を選択し、その後は繰上返済しなかった場合

35年間の総返済額は約3,518万円

 

⇒返済額軽減型より期間短縮型の方が総返済額は21万円少なくなります。

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では、借入から10年後に100万円を返済額軽減型と期間短縮型で繰上返済した場合で比べてみましょう。

 

★借入から10年後に100万円繰上返済して 返済額軽減型を選択し、その後は繰上返済しなかった場合

35年間の総返済額は約3,544万円

 

★借入から10年後に100万円繰上返済して 期間短縮型を選択し、その後は繰上返済しなかった場合

35年間の総返済額は約3,529万円

 

⇒返済額軽減型より期間短縮型の方が総返済額は15万円少なくなります。

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~まとめ~

 

繰り上げ返済をするタイミングとしては、住宅ローンの借入後、できるだけ早い時期が良いです。

同じ100万円の繰上返済であっても、1年後と10年後の繰上返済では総返済額が異なります。

 

また、毎月の返済に特に支障が無いようでしたら、「期間短縮型」を選んだ方が総返済額は下がります。

 
(株)いえまる 相澤
 

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